結論から言うと、私の場合はデニムパンツ(ジーパン)を1着所有していましたが、手放しました。
もちろん、デニムを持っていないミニマリストの方は多いです。しかしSNSなどで活動されているミニマリストの方を見てみると、デニムパンツを愛用している方がいるのも事実。
そこで今回は、デニムの扱いにくい点と、デニムのもつ魅力、それぞれを考え、ミニマリストにとってのデニムの必要性について検討したいと思います。
デニムの扱いにくい点

デニムって、セーターなどと同じく、そのアイテム独自の魅力もあるし、その反面、若干の扱いにくさがある。そのため、定番アイテムではありますが、デニムを捨てようかと迷っている人も多いと思います。
私自身は、デニムを持っていない時期も長かったのですが、少し興味があったので、最近まで所有を試みていました。
まずは、実際にデニムのある生活を送る中で、不便だな、扱いにくいなと感じた点をまとめてみようと思います。
デニムの扱いにくい点は、主に以下の5点です。
①色移り・色落ち
②リラックスウェアに向かない
③オールシーズン快適とはいかない
④かさばる
➄雨の日に履きたくない
①色移り・色落ち
まず、適当に洗濯すると色落ちするし、他のモノに色移りしやすい点。
壁に寄りかかったら、壁が青くなってしまうことがあるので、気を使うシーンがありました。
きちんと専用洗剤を使ったり、洗濯頻度にこだわったりしなくては、好みの風合いを維持できなかったりもします。
②リラックスウェアに向かない
素材が硬く、座るとお腹周りや太ももが窮屈に感じます。
そのままゴロゴロすると金具が当たって痛かったり。
そのため、そのまま就寝する人は少なく、ルームウェアやパジャマを普通の洋服と分けない、極端に物が少ないミニマリストには向かないですね。
③オールシーズン快適とはいかない
真夏に履くには少々暑すぎたり、私の場合は、夏場にはどうしても履かなくなってしまいました。
生活スタイルにもよりますが、洋服の点数を究極に少なくしたい人にはあまり向いていないかもしれないですね。
④かさばる
旅行荷物としては嵩張り、なるべく身軽に行動したいときにリュックに入れて行こうと思えませんでした。
➄雨の日に履きたくない
まとまった量の雨が降る日には、履きたくならず。雨の日は濡れると重くなるし、すぐには乾かないから履きたくない日がありました。
デニムが持つ魅力

ここまでとても悪いことばかり書いてきたけれど、独自の魅力あるのも確かなのでしょう。
これだけ安く洋服が買える時代に、何万もするデニムを買う人もいるくらいですからね。
私がここ一年ほど、デニムを着用してみて気が付いた魅力と、メリットを以下に書いていきます。
①オールブラックにならない
②こだわれば、お洒落でシンプル
③タフで、汚れが気にならない
④大切にすれば、長く使える相棒になる
➄個性が出せる
①オールブラックにならない
ミニマリズムに興味を持つとやりがちな、全身黒ずくめを回避できる点。
物を少なくすることを考えると、黒のパンツを選択しがちですよね。
もちろん、オールブラックは全くもって悪いものではないし、とても格好よくて、洗練された印象になり、私自身も大好きです。
けれど、黒が似合わないという人もいます。また、柔らかい印象で人から見られたい人には、少々印象が強くなりすぎてしまうこともある。
白Tシャツと黒のパンツだけだと味気ないと思ってしまう人でも、デニムだと寂しい印象にならないのが魅力かもしれないですよね。
②こだわれば、お洒落でシンプル
デニムは着こなした場合、とてもお洒落なアイテムであることは、紛れもない事実です。
なんてことのない白のTシャツに、こだわりのデニムを履けば、コーディネートは完成される。
これが、デニムを持ちたくなる魅力の大部分を占める理由になる気がしています。私自身も、アナトミカのマリリンなどは魅力的に感じるし憧れがありました。
デニムでしかできないファッションや、魅力的な風合いがあるのです。
③汚れが気にならない
ジーンズはもともと作業着ということもあり、とてもタフです。
ちょっとのことでは破れないし、破れたとしてもそれがおしゃれだという考え方もある。
汚れも気になりにくい。作業着なのだから、むしろ汚れていたっていい。わざとペイントを飛ばして履く人もいるくらいです。
自分好みの風合いを保つために、洗濯頻度を少なくしている人だっていて。ということは、考え方によっては一回履いたくらいで洗わなくたっていい。
④タフで、長く使える相棒にもなりえる
黒パンツは時にへこたれやすいです。
黒のパンツは、膝をつきすぎて白くなったり、破れたりしたら、寿命。けれどジーンズなら、それで寿命とは限らない。どの状態が寿命かどうかは、所有者が決めることなのです。
そんなタフな相棒がいるとちょこっと心強いですよね。
④個性が出せる
色落ちしないよう大切に履くもよし。タイトなシルエットにこだわるもよし。ラフに履いてもよし。
濃い色のデニム。薄い色のカジュアルなデニム。それぞれの好みが反映されて面白いです。
デニムには、それぞれの所有者の色を出していける魅力があるのです。
ミニマリストに、デニムは必要か
今回、改めてデニムについてまとめてみたところ、ミニマリストにとって、デニムは不可欠なものではないという結論になります。
端に物の数を減らすという意味では、デニムはオールラウンダーではなく、デメリットがあまりにも多いからです。
ある意味、ミニマムなもの
しかし、デニムが自分の大事にしたいものなのだ、これが自分を表現できる服なのだ、と強く思うのであれば、ある意味、ミニマリスト的なものにもなり得るのではないかと思います。
『デニムが好きだ』『デニムが自分のファッションだ』と心から思うのであれば、
それ以外の服やアイテムはなるべくシンプルなものを選び、デニムだけを強調させることは、とてもミニマムな選択だと言えます。
私がデニムを履かないことにした理由
デニムというものに向き合い、私自身はデニムの所有をやめることにしました。
その大きな理由は、携帯性と、自分に似合わない点。
所有しだしてから何回か旅に出たけれど、その度、重さや嵩を理由に、デニムパンツはお留守番。
また似合わないという点は、高いデニムを買えば、自分の体形や顔の印象にも合うものがあるのだろうけど、今はあまり高価な洋服を買いたい気分でもない。
私の持っているパンツ(ズボン)は、2着のみだったから、所有していたジーンズは、ほぼ一日おきに着用していました。
色も褪せてきて、濃い色のデニムが好みの自分にとっては、持っていたものは寿命と判断しました。
まとめ
今回は、ミニマリストとデニムをテーマに、デニムの扱いにくさと魅力の両面から考えてみました。
この記事が、なにかの参考になればうれしいです。
以上、こもりでした。



