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こもり
マイルドミニマリスト
1990年生まれ。東京都出身の30代女性。既婚。元うつ病。一軒家で暮らす3人家族。現在5歳児の子育て中。内向型。HSP。MBTI診断:INFP。

ミニマリズムは「精神的自立の手段」だった。他人に流さない生き方

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精神的自立、ミニマリスト、ミニマリズム、自信がない

こんにちは、こもりです。

今回のテーマは、「ミニマリズムは自立の手段である」というお話です。

昨今すっかり人気になったfire。経済的自立。

ミニマリストになって、支出を減らして質素な生活を送れば、お金は貯まるし、投資にもお金を回せるようになる。そして、そもそもの生活費が少なくて済むので、fireもしやすい。

というのは、投資界隈では耳にするようになっています。

たしかにその側面も大いにあるのですが、

今回書いていこうと思ったのは、ミニマリストの「精神的自立」という側面です。

目次

他人の価値観に依存する日本人

日本人は、「みんなやっているから」という言葉にとても弱い人が多いと思います。

私自身もとても意志が弱い人間です。

自分の意志よりも、みんながどうしているかがどうしても気になってしまう。

「人からどう見られているか」をよく気にするので、外見を磨くことに力を入れている人も多い。

髪を整え、いつもきちんとおしゃれをして、流行のファッションに置いていかれないようにする。

他人の決めた価値観や流行、広告に惑わされて、本来の自分の幸せに必要のなかったものまで取り入れてしまう。

これって、他人の価値観に依存しているということなのではないのでしょうか? 

自分を大切にしない日本人

私も人からどう見られるかということが気になって流されやすい人間です。

他人と比べて、自分は何が足りないとか、つい考えてしまって、つらい気持ちになったり、焦ったりしてしまう。

そんな不安に襲われている時、自分の意志というものが存在しない、もしくは見えなくなってしまっている。

「自分はどうしたいのか」
「自分は何をやりたいのか」

そんな大事なことをつい見落としてしまっていることがあります。

人に合わせようとしすぎて、うつ状態に

よく言えば、人に合わせることが得意な日本人は、共感力や、協調性が高いという側面があると思います。

気遣いとか、細やかなことに気が付く文化は、良い面でもあるかもしれません。

ですが、私も周りの人に嫌われたくなくて、自分の幸せを犠牲にして間違った方向に頑張りすぎてしまったことがありました。そんな日々が続いたことがきっかけで、うつ状態になってしまった時期がありました。

でも、うつになったことが、その後ちゃんと自分の生き方に向き合おうというきっかけになっていったのだと思います。

ミニマリズムは、意志力を磨く儀式?

物を手放す作業をするとき、一つ一つのものに対して、自分の意志で、手放すかどうか選択する必要があります。

「今の自分にとって必要か」
「今の自分にとって大事なものか」

物を減らすとき、いちいち考えるという過程を挟みます。

そのことで、段々と自分の思考力・判断力が磨かれていく感じがするのです。

思い込みや刷り込み、他人に流されていた部分が、段々と解放されていく。

何を残すとか、そういうことも大事だけど、それ以上に、

何が自分にとって必要なものなのか「自分で決める」ということが一番大切なのではないかと思います。

自分の幸せにとって必要なものを、自分で決めていくこと。

自分の意志で決めるということは、責任が伴います。

だから、みんな自分で決めることが嫌なのだと思います。だれかの意見に流される方が、その場しのぎとしては、一時的には、楽だから。

人の意見は一生懸命共感して耳を傾けるけれど、自分の心の声をちゃんと聴くことは、しなさすぎている。

自分の声にも耳を傾けてあげることが、他人への依存を解き「精神的な自立」につながるのではないかと思うんです。

物を捨てることで、自信が生まれた

私はミニマリストという人たちを知るまで、いつもどこか自分に自信がありませんでした。

しかし、うつになったことや、ミニマリズムに出会ったことで、もっと軽やかに生きたいと決意しました。

自分で「自分の物と向き合う」と決めて、

一つ一つ必要か考えて、ゴミ袋にいれて、リサイクルに出して、書類をシュレッダーしていく作業を繰り返すことで、しがらみを剥がしていき、

何にも成し遂げていないのに、少し自分に自信が持てるようになっていたのです。

「自分で決めてきた」という確かな手ごたえが、自信を呼んだのかもしれません。

「精神的自立」とは、「自分で決める」ということ

いつもみんなと同じように上手く立ち回れなくて、いつも周りと比べてビクビクしていたのに。

今では、自分は確かに人よりも劣っているところばかりだけど、自分は他の人と得意なところが違うだけなのかもしれないと、楽観的に捉えられるようになってきました。

ミニマリストになっても、自分の根本は大きく変わりません。今でも人とのコミュニケーションは上手くないし、不器用なのは変わりません。

しかし、自分の人生を「自分で決める」という、意志が芽生えた。「自分でちゃんと決めてきた」と思えることで、少し自信が持てるようになった。

そしてちょっとだけ、前よりも自分のことを大事にできるようになったのだと思います。

まとめ

今回は、「ミニマリストは精神的な自立の手段である」というテーマで書いてきました。

今回紹介したことは、ミニマリストの哲学のうちの一つにすぎませんが、モノ一つ一つと向き合うことで、最終的に、自分の人生に関わるあらゆることに向き合う力がついてくるのではないかと思います。

私もまだ道半ば、未熟な人間ですが、いつか胸を張って堂々と生きられるようになりたいと思っています。

最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

以上、こもりでした。

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