こんにちは、子持ち30代女性ミニマリストのこもりです。
今回は、ミニマリストの視点で冬場のセーターの必要性について書いていきたいと思います。
結論から言ってしまえば、最低限のアイテムに絞った暮らしをするならば、セーターは必要ないでしょう。
ですが、現在、私はセーターを1着所有しています。
セーターのデメリットは分かってはいたつもりだったのですが、昨年魔が差して、つい買ってしまいました。
この前の冬は、セーターのある生活をしてみましたので、そこで感じたセーターの扱いにくい点とセーターの魅力について今回は書いていきたいと思います。
セーターはやっぱり扱いにくい
ミニマリストに憧れてから、まず家にあったニット類は一度処分しました。
ニット類はデメリットがかなり多くあり、扱いにくいと考えたからです。
久しぶりにセーターを所有してみて、改めて感じた、セーター(ニット類)の扱いにくい点について書いていきたいと思います。
①毛玉
ウール100%のちょっと値段の張るものだと、いくらかはましですが、家でゴロゴロしたり、コートと擦れたり、脇が擦れたりすると、どうしても毛玉というものはできてしまいます。
購入価格を抑えるために、化学繊維が混じっているものを買ったりすると、二日くらい着ただけでとんでもない量の毛玉が出来ていることもありました。
毛玉取りを楽にするためにと、毛玉取り器を所有する場合もありますが、そうするとまた一つ物が増えてしまいます。また、私の場合は毛玉取り器の使い方が悪く、穴をあけてしまうこともあり、洋服をダメにしてしまうことがありました。
毛玉取りの手間を考えると、常に人に見られても大丈夫な状態を維持するのは、ずぼら民には難しいと感じます。
②虫食い
タンスにしまい込んでいたセーターを久しぶりに出してみたら、小さな穴を発見。
毛玉とは逆に、ウールなどの天然繊維の方がよく被害にあう。高かったのに。なんてことありますよね。
防虫剤をしっかり使わないと、どうしても虫食いされてしまいます。
それに、虫食いが原因なのか、それすらよく分からない穴が開いていることもあり、ずぼらには管理の難しさを感じます。
また、虫食い防止のために防虫剤を使用する場合も多く、それはまた物を増やしてしまうことに繋がります。
③洗濯がしにくい
おしゃれ着用洗剤を購入する必要があったり(私は気にせず普通のアタックを使っていた)、洗濯表示を見たら、手洗いしか対応していない商品もあります。
また、干すときにも、平干しが推奨されていることも多いです。
どこに干せばいいのさ。平干し用のハンガーがあるって?そんなものは買いたくないのさ!
もちろん乾燥機はNG。
ああ面倒くさい。
④ほぼ冬にしか着られない
なるべくオールシーズン使えるアイテムを揃えたいミニマリストしては、晩秋以降にしか着られないというのは、用途が限定され過ぎているような気がします。
春になって寒い日があっても、アイテムの季節感を考えると着用する気にならなかったりもしますしね。
➄ハンガーにかけて収納できないものもある
洗濯時の平干しとも内容は被りますが、セーターやニットは、伸びやすいものもあり、そういうものはハンガーではなく、畳んで保存が推奨されていることもあるでしょう。
全ての服がハンガーに吊るされているクローゼットが私の理想でした。タンスなどの収納用品はなるべくなくしたいし、床に洋服を置くのも避けたい。となると、置く場所に困ります。
現在持っているセーターは、構わずハンガーに干しておりますが、それが正しい保管法なのかと言われたらなんとも言えませんね。
なぜ人々はセーターを持つのか
デメリットがありすぎるセーター、それではなぜ人々はセーターを購入するのか。
そして私自身はなぜ、うっかりセーターを購入してしまったのか考えていきたいと思います。
①まず、暖かい
1シーズン着用してみて思ったのが、とにかく暖かいというのが魅力だと感じました。
はい。あたりまえですよね。
暖冬だったこともあり、薄手のコートでも、セーターを着ていれば大丈夫でした。
ミニマリストの方々は、セーター類を所有していない人も多いけれど、みなさん寒くないのかしら。
とりあえず、年がら年中Tシャツで過ごしたいのは山々なのですが、家にいるときとか、寒くないですか?
セーターのない冬は寒いのか?
単に、家では暖房をガンガンにつければいいという話なのか。
外に出るときには、究極を言えば、カナダグース級のアウターを着れば、セーターいらないですもんね。カナダグース持っていないですが。
ショッピング施設とか電車とかは、ものすごく暖房が強いところも多いですしね。
私は、家にいるときには、もちろん暖房はかけているのですが、羽織るものがないとちょっと物足りない日も多いです。
それが、フリースなのか、通年便利なカーディガンなのか、パーカーやトレーナーなのか、はたまた半纏なのか、とりあえずそれはおいておいたとしても、あると助かるんですよね。
筋肉量が多いと、そこまで寒くないというし、筋トレを頑張るのが方向としてはいいのかもしれませんね。ずぼらな私にはかなりきつい修行にはなりそうですが。
②季節感
寒い季節がやってきた。そうだセーターを出そう。そんな気分がほっこりする感覚。
夏が近づけば、扇風機を出して、冷蔵庫には麦茶を。寒くなってきたから、ラグを敷いてこたつを出そう。
そうです。季節感。
厳しい冬を楽しみに変えるような、素敵なイベントなのですよね。セーターを出すということが。
これが、多くの人がセーターを持っている理由の、かなり大きなものでしょう。
防寒というのは、必ずしもセーターでなくてもいい。なんなら、フリースの方が暖かい気もする。家でウルトラライトダウン着ている人もいますよね。
それでは、どうしてセーターなのか。
冬には冬の気分がある。
私自身、なぜ魔が差してセーターを買ってしまったかと言われれば、季節を楽しむ心からなのだろうと思います。
日々ミニマリズムの情報ばかりに偏って触れているせいか、大衆的な流行にはあまり興味がなくなってきたのですが、セーターのデメリットを知っていてもやっぱりセーターは魅力的。
ハリーポッターの小説でも、クリスマスに、ロンがお母さんからセーターをプレゼントされる描写が大好きです。
自分に似合うかは置いといて、ざっくりと編まれた、ゆったりとしたニットはやっぱり素敵だと思ってしまいます。
③TPOとファッション性
フリースって暖かいし、洗濯後も乾きやすくて魅力は多いけれど、外に着ていくにはちょっと、似合わない人にはファッションとしてはきつい場合もありますよね。
それに、ちょっと気取った場所に、フリースで行くのはカジュアルすぎることも。
ニットは上品な印象を作り出せるものもあり、仕事にも着ていけるデザインのものも多くあることが理由の一つとして挙げられるでしょう。
まとめ
ミニマリストとして、最低限のアイテムに絞った暮らしをするならば、セーターは必要ないというのが結論です。
久しぶりにセーターを着てみて、毛玉は出来るし、虫食いされることもあるので、やはり扱いにくさが大きいと改めて感じました。
毛玉が比較的できにくい毛100%のものはお値段も張るという理由で、今回は比較的安価なものを購入してしまったので、普通に毛玉が出来ますし、すでに一つ小さな穴らしきものが……。毛玉取りの際に開けてしまったのかもしれません。
今回は、なんとも中途半端な商品を買ってしまい、お買い物失敗だった上に、その後、綿素材のカーディガンも買い足してしまったので、寿命が来たら手放すことになりそうです。
けれども、いつかまた買いたくなる時がくるかもしれませんね。
その時には、思いっきりデザインが好みで、値段が高かったとしても買いたいと思えるような、そして管理も頑張れちゃうくらい、とびっきり素敵なニットを選びたいと思います。